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2015年 05月 26日
バレーボール 撮影_肌の表現に関わる要素とその設定
肌の表現に関わる要素としましては、
・照明、床面、選手の状況
・撮影時の設定
が挙げられます。


1.照明、床面、選手の状況

肌の表現に対し、影響が大きいと思われる順に、
①照明の特性/フリッカーの度合い
②床面の色(の肌への写りこみ)
③選手の立つ位置や顔の向き
が考えられます。これらが同一であることはないため、
・体育館ごとに、
・同じ体育館でも、試合日(コートの設営状況)や選手の状況によって
影響の出方に差があることになります。

各具体例を、
①照明の特性/フリッカーの度合い → 別項(照明の影響が顕著に出たケース)に記載
②床面の色(の肌への写りこみ)/③選手の立つ位置や顔の向き → 最下部に写真を掲載
しますので参照して下さい。


2.撮影時の設定

肌の表現に関わる設定としましては、
・ホワイトバランス
・露出
・感度
が主に挙げられます。

そして、その組み合わせから得られるデータにつきましては、
・ピクチャースタイルなどの設定もあわせ、カメラ内(映像エンジン)で処理され、JPEGとして記録
・RAWで記録(別途、パソコン上のソフトで処理)
・これらを両方記録
の何れかの設定になります。

1.に記した影響を抑え、肌(特に顔)をきれいに表現するという観点から考えますと、
・撮影時の設定調整(JPEG出力)では、影響を補正しきれないケースがある
・撮影時の設定調整よりも、RAWからの処理の方が、細かな調整ができる
・RAWからの処理であれば、イメージにあわせた表現を行い易い
ため、撮影時の設定は、一律
・ホワイトバランス:オート
・露出:白飛びがない程度
・記録:JPEG SとRAWの同時記録 … JPEG S:閲覧、選択用 / RAW:現像用
としています。


なお、上記内容は、ユニフォームやボールの表現に対しても同様です。機会がありましたら別項を設け、記載したいと思います。
また、感度設定につきましては、他の要素も関係しますので、別項に記載します。


◆ ②床面の色(の肌への写りこみ)/③選手の立つ位置や顔の向き による影響が出た一例 ◆
バレーボール 撮影_肌の表現に関わる要素とその設定_c0135235_2216685.jpg
藤田夏未 ~トヨタ車体クインシーズ~

こちらは、JPEG S 画像で、床面は、
・コート内がグリーン、フリーゾーン(サービスゾーン)が板目のまま
という、2014/15シーズンに多用されたパターンの色ですので、
・コート内の選手には、グリーンの色被りがある
・藤田選手(サーバー)にグリーンの色被りは確認できず、板目の色被りはあるが気にならない
写りとなっています。
cf.藤田夏未 ~トヨタ車体クインシーズ~(RAWからの処理:グリーンの色被りを補正)

この床面が設営された体育館/開催日では、全面が板目の時と異なり、
・大半のプレイでグリーンの色被り(反射)があり
・コート面からの影響を受けないアングルは、グリーンの色被りがない
こととなります。




by tatsuya_uehara | 2015-05-26 23:27 | バレーボール
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